一挙に残りが減りました。
やっと半分見終えたことになります。
国宝の宝庫、唐招提寺です。
2023.3.16訪問
何故か今まで行くチャンスはあったのに、縁がなかったお寺。多分鑑真が建立したという由来で地味ーなお寺だろうと勝手に思い込んでいたんだと思います。
今回は奈良中心部に車を置いて一日乗車券で訪れました。バスは目の前に止まりますが、メッチャ狭い道に木の根っこもでているような道ですごいとこ通るなーと。
昔読んだ松本清張の小説「球形の荒野」はここ唐招提寺から物語がスタートします。
唐招提寺を訪れたヒロインが芳名帳で、亡くなったはずの叔父の筆跡を発見するというところから始まるのです。
今回唐招提寺に行くと決めていたので久しぶりに本を読み返しました。
ああ、この受付だったのね・・とちょっと違う感慨にふける私。今はないなー芳名帳
唐招提寺で国宝に指定されている建物は5つ。
金堂、講堂、鼓楼、経堂、宝蔵
まずは受付から入って正面にドーンとそびえる金堂から。
写真は取れないけど、ここの仏さま
これ国宝だ!あれっこっちも国宝!これもだ!
見える仏様全て国宝じゃん!!という驚き‼️
こんなの見せられると、他のお寺に行くと困るんだよねーーーと意味のないクレーム 笑
柱は中心が膨らんでいるのわかりますか?
パルテノン神殿の柱と同じ方式なんだそう。
似てるかどうかはさておきとても美しいフォルム
ここ金堂は2010年に大規模修繕が終わってその時に鴟尾も新しくなったようですが、それまで1300年ほど奈良時代から使われていた鴟尾が(片方だけは)屋根に置かれていたそう。役目を終えた鴟尾は宝物館に展示されてます。
唐招提寺といえば映画「天平の甍」ですが、残念ながら見たことありません。サブスクでもないようなので一度レンタルで借りてきて見ようと思ってます。そしてもう一度しっかりと訪問したい
そしてお隣にあるのが鼓楼
鼓楼だけど、実際には鑑真の仏舎利を納めているんだそう。
内部は拝見できませんが、実は中にある仏舎利を納めたものも国宝なんだそう。
10/21〜23の釈迦念仏会でそれを見ることができるんだって!
行きたい!見たい!
写真お借りしました
位置関係はこんな感じです。
手前に見えてるのが講堂
奥が金堂
右に見えているのは礼堂で残念ながらこっちは重文。鼓楼にある仏舎利を拝むための施設だそう
そして正面向かって右手にあるのが経堂
元々唐招提寺は新田部親王の屋敷跡を譲られて作られたそうで、唯一残る新田部親王宅のもの。
「天井の虹」好きな私には懐かしい名前です。
こうやってみると実在していたのねと感慨深い
続く